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【大人弾き子供弾き】

  カテゴリ: [松本愛子ブログ]  2018/02/26 

 
何事にも
 
今までの子供の体の使い方から
大人の体の使い方に変わる(変える)瞬間がある。
 
 
ピアノなど、非常にその差を歴然と感じる瞬間は、
特にプロになればなるほど、大きなものとなっている。
 
子供の体で仕込んできたテクニックや音楽の作り方で入ったその曲は、
子供時代にコンクール等で一等賞獲れたものほど、
後で泣きが入ることがある。
 
子供の時の手の大きさでその手に合わせて運指、その他、
何万遍も練習して入れ込んだフォームは、
ある時期での修正を積極的にしていなければ、
完全に大人になってから入れ込んだ曲たちとは、
歴然と違いが出てくる。
 
ひとつの演奏会で、
子供の頃に入れ込んだ曲と、
大人になって入れ込んだ曲を、
混ぜて演奏した時、
それは、見事に別人かと思われる程の差が出たりする。
 
一度、刷り込まれた、脳と体と、
なかなかそれを修正することができず、
一流のピアニストでも、それを苦労しているのを目にする。
 
体で知る、とは、そういうことでもあるけれど、
そこをそのまま、そういうものと無視を決め込み諦めてそのままゆくか、
脳も体もみんな大人仕様にリセットできるか、
その後の明暗を、こんな作業ひとつでも決めてゆくことになる。
 
その作業は、
案外、至難の技です。
 
一度、一等賞までとって、成功体験も納めてしまった子供のフォーム。
 
どれ程の努力と苦労を噛み締め、手にしたものなのか、
その枠を一度崩壊して、
今の自分の度量も活かせる
体全部をフルに使い大人の解釈、感性、経験のフォームにチェンジする。
 
プライドや全て、執着しているもの全てを
手放さないと出来ない作業。
 
大人になればなるほど、
年齢を重ねれば重ねるほどに、
いばらの上を歩く作業。
 
そういう生まれ変わりはいつでもできるけれど、
 
だからこそできない。
 
そこを、
覚悟して、
管の上に全てを委ね、
マンツーマンで本当の(今の、大人であれば、子供からの脱却)
フォームを素直な心で学んで体得してゆく。
 
子供であれば、
既に大人になった時でも
本当にそこにつながり確率できる大人のフォームへの道筋を
子供フォームの中でも養える種を入込みながら練習してゆく。
 
それが私の個人レッスンです。
 
子供時代に、入れ込んだフォームが、
どれ程、大人になり、社会人となり、
色々な場面で役立っているのか、
沢山、実感の感謝をお手紙やメールいただきました。
 
あの時仕込んだ種が、
ちゃんと花が咲いている。
 
よかったなと何百回も確認してきて30数年経ちます。
 
 
 
今、子供のフォームから大人のフォームに
チェンジせざるを得ないことが見えている時は
本当に苦しい。
 
人生を一変させることだから。
 
できないことはない。
 
そう自分で決められるかどうかは
自分次第。。。
 
 
 
今年の春は、
大人も子供も、
そういう卒業をちゃんとできた方が沢山いらして、
私は嬉しいです。
 
もうすぐ、春ですね(^-^)
鳥たちも朝から、そう告げに来てくれています。

 



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