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【birthday present】

  カテゴリ: [松本愛子ブログ]  2018/03/26 

 
私、以前お聞きしてた焼肉屋さんがありまして。
 
自分のお誕生日のお食事に、
主人や息子を連れて、
初めて、そのお店に行ったのです。
 
お聞きしてた通り、
凄く美味しいお店で、
3人で満足して。
 
行ってみて、やはり!とわかったのですが、
その場所、
お店の目の前は、
私が、生まれて初めて、
「本当の幸せ」を感じられたその場所!
でした。
 
自宅から車で30分のその場所、
次男を埼玉の助産院で水中出産し退院して、ひと月の間、
二世帯の自宅に戻らず、静養した正にそのアパートでした!
 
目の前に広がる前橋の街の灯は、
今でも思い出せる程に美しく、
生まれたての次男と、2歳になったばかりの長男と
(苦虫を潰した様な心意気の主人は夜のみ一緒だったのですが)
何とも、穏やかで素敵な母子の時間を過ごしたのでした。
 
家政婦さんを毎日お願いして、
お食事やお洗濯、身の回りのお世話をしていただきました。
 
このために、
高校の教員もして必死にお金を貯めて、
誰にも邪魔されない、初めて味わう母として安心した生活を
たったひと月送った、その場所。
 
焼肉の帰り道、主人が、もっとこの辺りじゃなかったっけ、
と話しをして。
 
その時、本当に幸せだった。。
 
 
自宅に戻り、
あのアパートの住所はどこかに書いてあったのでは?
と本棚を探すと、奥の奥に、その頃の日記帳が!
 
5年日記。
 
ちょうど、私が前橋に嫁いで翌年からの5年間、
毎日の様に綴っていたその頃の日記が出てきたのでした。
 
もう忘れるほどに苦しい思いをした全てが、
赤裸々に、言葉のやり取りまで、全て記してある!
 
息子たちのこと。
 
「家族」というテーマの負の遺産への
深い深い取り組み。
 
血の滲むような努力。
 
もう、それはそれは、
辛すぎて、だから忘れてしまっていたこと。
 
数年前に、
私の母と、母のいとこに、
年末年始の留守中に、断りなく、家に合鍵で侵入され、
ひと部屋いっぱいあった母の荷物とともに、
私の大切な物たちも一緒にゴミに捨てられてしまった、その中に、
息子たちとの何十冊もの家族写真も含まれていました。。
 
そのため、息子たちの写真は、
(辛うじて、札幌に持って行った一冊を除き)
全て無いのです。
 
いまでこそ、デジタルで、データとして保存する時代ですが、
ネガの写真の頃。。。
そのネガごと、全て捨てられてしまったのでした。
 
それがわかった時の息子たちのショック、
そして、悲しみで私も涙ぐみまして、
「あなたたちの事は、ちゃんと、お母ちゃんのここに
みんな入ってる。写真が無くても、あなたたちがこうしてしっかり育って、
今ここにいる。それだけで、お母ちゃんは満足。だから大丈夫。
可愛かったお前たちの記憶もみーんなここに(胸)にある。」
と、言ったことがありました。
 
写真も何も、いずれは消えて無くなるものだけれど、
あの可愛かった息子たちの姿を写したあの空気は、
もう見ることはできない。。
 
私は、本当は、、
何度も、息子たちの見えない場所で涙ぐんでいました。
 
 
だけど。
 
出てきた、自分が辛くとも闘い抜いて日々を綴った、
その記憶は、子供たちの様子と共に、細かに鮮やかに記されていて、
その5年日記が、写真でも語れない本物の記憶として
私の脳裏にふたたび、映し出されたのでした。
 
次男にも、写真が全く無くなってから、
見せることもできなかった「あの時」を、
私の綴った、彼も生まれる前から生まれて育ってゆくその過程を、
ちゃんと私の言葉で見せてあげることができた!
 
深い深い、その取り組みを、
包み隠さず、息子に伝えることができたこと。
 
何があったのか、
どうしてそうなったのか、
関係性や出来事、全ての事実も、しっかり綴られていて。
 
日々綴ってきた日記が、
こんな風に大事な役割を果たすとは、
書いているその時には、思いもよらなかったこと。。
 
 
以上が、私の今年のbirthday presentです。
 
自分で自分に与えることができた、
17年前から仕込んでいた、
最高のプレゼント。
 
よいお誕生日です。

 



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