この数日、東京に居りましたが、
最終日の昨日は、私の3人目のピアノの師とそのご主人様(フルート奏者)の
年に一度のハウスコンサートに伺いました。
昨年伺えずで、二年ぶりに演奏を拝見したのですが、
あまりの進化のご様相に、
どれ程、努力されているのか!
本当に、素晴らしくて!
モーツァルトは、あの名盤の音がちゃんと聴こえてきて、
バッハもスタイル音色、曲の解釈、バッハそのものの音。
ドイツで若い頃からも、生きたお勉強をどうされていらっしゃったのか、
素晴らしいテクニックと共に、
本物を生演奏、目の前で拝見できる喜びに、
感動していました。
そして、先生の思いと人生のその音が、
ショパンのノクターン8番で真に伝わり、
思わず、涙が目に滲み。。。
美しい薔薇の(今年はお花も早く終わって)お庭の緑を背に、
美味しいお紅茶と手作りのお菓子を味わって、
お宅を後にしました。
高校生の当時、レッスンも含め、本当に厳しい先生でしたが、
改めて、生徒として見ていただけたことに、心からの感謝と
ご縁の有り難さを感じています。
先生が、
「ひと月前にぎっくり腰になって」
と、おっしゃいましたが、
それは、床拭掃除中になられた、とのこと。
このピカピカの素敵なお屋敷も、
先生の音も、そうした日々のお手入れや愛で、
結果になっていることを、
あの、ショパンで涙が滲んでしまった、それは、
そういうことでもあることを、
確認しながら。。。
原因があって結果がある。
演奏会の時には、呼んでくださいね、
とおっしゃってくださって、
何と光栄なことでしょう。
私もがんばります、と、
いただいた様々の御恩返しを胸に誓って。
惜しみなく下さった先生への感謝。
私は忘れない。