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【お弁当は自分で】

  カテゴリ: [松本愛子ブログ]  2019/04/25 

 
「あなた、
こんな体でオペラ歌手を目指しているというの?」
 
新国立劇場に入る前後に、
神奈川の鍼灸の名医に言われた言葉。
 
先生は世界的な歌手の施術も行っていて、
そういう人たちの体を知っている。
 
「まずは食事ね」
と、私の日常を聞いてきた。
 
その時、私は、父がパーキンソン病で倒れたことで、
もう父に親孝行することもできないかもしれない、
と思い、東京のアパートを引き払って、
埼玉の実家に戻っていた。
 
「やっぱり。
お母さんの作ったご飯を食べてるのね。
それはダメだわ。」
 
ソリストは精神も自立していないと厳しい環境下で
自分を発揮することはできない。
どんなに忙しかろうとも、
自分の食材は自分で買ってきて、
冷蔵庫の隅を貸してもらって、
自分で作って食べる。
 
お掃除もお洗濯も同じ。
 
この甘えた足腰じゃ声も出ない。
 
他、そう言われて、
全部実践しました。
 
すると、3ヶ月、6ヶ月、1年と経つうちに、
体も心もしっかりしてきて、
声も出るようになり、
曲も歌えるようになって、
コンクールにも通る様になりました。
 
自分で包丁を持って、
体作りのために自分に食事を施す。
 
昔は当たり前のことだったのに、
近代家庭生活のお母さん、
という像に、
私もそういうものだとどっぷりと浸かって
自分をダメにしていた、という訳でした。
 
だから、お弁当は自分で作る。
 
自分の体は自分でコントロールする。
 
 
それからもうひとつ大事なことを先生は教えてくださったのですが、
体が資本の仕事は、やたらめったら体を施術とは言え、
人に触らせてはいけない、という常識でした。
 
身ひとつ
大切な自分の体=道具を、
めったなことでは人に預けない、
ということ。
 
知らなかったー
と、その時の私は自己反省して、
自分を大事にしてゆこう、と心に決めたのでした。
 
お弁当。
子どもたちも、自分で作って詰めて持って行くと、
パワーが違います。
 
やってみると本人が実感します。
 
自分で作るのは楽しいです。
何事も、そうですね♪

 



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