昔
ずっと何十年も疎遠だった、
余命数ヶ月のおじが、
わざわざ私に聞きたいことがある、
と言って、おばと一緒に会いに来られたことがあった。
ずっと私の目の前でも雑誌のクロスワードパズルだけしながら、こちらも見ずに、おじはこう言った。
「愛子ちゃんなら知ってると思って聞きたいんだけど、人は死んだらどうなるのか、また、死ぬときはどうなるのか」
と質問されたのだった。
私はそれに答えて。
するとおじは、にっこり笑って、
「それで安心した」
と言った。
それからおじは宣告通り、
数ヶ月後に他界した。
どうして人は、
その前に自分のしたことを本当に刈り取る努力をしないのだろう、
何かの誰かのせいにして自分自身だということを真に受け止めないのだろう、、
何度も何度も思ってきたこと。
それぞれの生き様だけれど、
幸せにするのも地獄にするのも、
常に自分です。
何事もそこには正しい努力が必要で、
私たちは魂以外は地球の細胞であり、
みんな借り物である事実を忘れちゃいけない。
おじは恐怖でパズルしか出来なかった様子だったけれど、パズルは何も救ってはくれなかったのだと思う。
死ぬまで勉強ですね。
がんばりましょう(^^)
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