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2023年8月16日

  • 愛子 松本
  • 2023年8月16日
  • 読了時間: 2分

ー絆ー


正しい師弟関係ほど親子以上の絆が結ばれていることは無い。


お盆は、ソプラノの榎本玲子先生のご命日で、

この暑い時期が来ると、

先生の菩提寺の住職様とさせていただいたお葬儀(演奏をさせていただきました)を、

私は必ず思い出す。


先生との信頼関係は、技術以上に、人としても、私にとっての大きな財産となっていて、

今も、先生に依存することなく、励もうと自分に課している。


していただいたご恩は一生であり、

それはそれ、あれはあれ、

では、軸の無い老化の道となることと思う。


そして、先生からも、人の品格や生きる場の違いも教わることができたことが、本当によかったと今日も心から思う。


どれだけセレブや権力があっても、おごらず、自分を律して磨くこと専念することが大切であることも、先生から教わった。


先生は、

「私だってね、そういう環境で、有閑マダムも簡単にできるのよ。でも、それをやっても自分のためにならないから怠けないでやるの。それを生徒さんたちにも毎回言ってるんだけど、みんな、ご主人の稼ぎに甘えて怠けるから、ちっとも体が歌うように動かせない。いくら食べさせてもらっていたとしても、精神的な自立が大切で、それがなかなかできない。キャリアや素材が素晴らしくても、自分を磨いてお勉強もしないから歌えなくなってしまって…もったいない。」と、おっしゃっていた。


そして、

「一生勉強よ。マリアカラスも言ってたでしょう?」

と、観音様のようなお顔で朗らかに笑いながらレッスンしてくださったのを、お盆は尚更に思い出す。


ーおかげさまでー


と、感謝の気持ちが私の中に広がる。


人に真に愛されると、

人は本当に強いもの。


私も母として指導者として、

常にそうありたいと思う。


榎本玲子先生のピアノ


今日も大切に使い続けています。


執着でなく

感謝です。

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