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2024年1月30日

更新日:1月31日

~お手本~


私も中学1年生の時から、40年、

数え切れないほどの生徒さんと関わらせていただいてきたのですが、その中でも人としてのお手本となる素敵な方が印象深く思い出されることもあります。


師匠の榎本玲子先生も、美しい、尊敬する、とご本人におっしゃっていた唯一の女性。


奥田良三先生のコーラスの指導も長年受けられていた方で、お会いしたときは既に90才を越えられていました。


長身の彼女は背中もスラリと歩き姿も美しく、お髪はいつもお団子に後ろで束ねられて、聞けば、自分で切ってお髪も整えられているとのこと。


とても美しい声だったと周囲の方もおっしゃっていましたが、ある時突然ガラガラとした声しか出なくなってしまったと。


彼女は私に聞いてこられました。

こんな声でこの年ですが、少しでも変わってゆけるでしょうか、と。


私は「変わりますよ、正しい体の使い方で続けられると。」(体験的にも根拠もあり、知っていますので)と申しました。


それから、彼女の努力と榎本玲子先生と私の導きで以前よりも体で声を出されるようになり、音程も美しく出せるようになり、ご本人実感もあり、とても嬉しそうでした。


死ぬまで努力し続けるのは当たり前であることの凛としたお手本を見せていただいた私は本当に幸せ。


満州から命奇跡的に日本に戻られた奥田良三先生のご指導受けられた、この数人の女性たちは(引き上げの列車の中で日々人が餓死や病気で死んでゆき、死体を置く場所も無く仕方なく網棚の上に積み上げ、そのお腹がプックリ膨らんでそれを遊び物も無かったので子供たちは潰して遊んだ話し、残酷でも生きるか死ぬかの列車の中で究極の人間の必死の生き様の体験を肌で感じることができました)生きる根性も、それぞれの方の個性そのままに出ていて、日本の財産であると実感しました。


本当に辛い思いをするとわかることがあります。


トラウマや自己憐憫に負けないで(それらもちゃんとお掃除して(ここ大切🚩))進化向上を死ぬその瞬間までやり続けること。


私はそういうものも見てきましたので、自分もそのように努力を心掛け、皆さんにしっかりお伝えする努力も日々し続けています。


そういう音や声は、きっと、あなたが本当に自分で出してみたい自分の究極の振動であると私は確信するのです。

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